鎌倉・由比ヶ浜を一望できるギャラリー「BORN FREE WORKS」の運営を引き継ぐことになった著者がその4年半におよぶ活動を綴ったエッセイ。
葛藤とほとばしる熱い想いがダイレクトに綴られた文章ながらも涼しげな読後感が残るのは、その土地の空気がもたらすものかと想像させる。
著者と親交があったという永井宏氏のエッセイにも通ずる、海岸を吹きぬける風のように軽やかな一冊。

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