• [Somewhere in Her Room]2024年3月

    [Somewhere in Her Room]2024年3月

    3月 “光の窓辺”

    illustration and text : shiika

    フルーツを切ろう、甘い香りのを
    ひとつとって。
    小さなナイフで皮をくるくると剥いて
    もたもたと等分に切り分ける。
    透きとおったガラスのお皿に並べて。

    目が覚めるように酸っぱくて
    でもちゃんと甘い。
    ちょっと苦くもあって
    顔をしかめるけど。

    夢うつつ
    光の窓辺。
    _
    her records

    _ 


    Somewhere in Her Room
    “彼女“はここにいて、どこにでも行ける。
    デザインとレコードに彩られた日常の描写。

    アーカイブはこちら
    書籍版 “Somewhere in Her Room“ はこちら