“春”

illustration and text : shiika

薄い瞼の上に
光が落ちてくる
柔らかいシャワー　
目が開けられない　　

吐息のような
あたたかい歌声
芽吹の香りの
甘さと　苦さと

軽い足どりで
静かにそっと来る
細波だつ水面に

隠された
それは疼きにも似た。

＿

＿ 

Somewhere in Her Room

“彼女“はここにいて、どこにでも行ける。
デザインとレコードに彩られた日常の描写。

春分／夏至／秋分／冬至 の年4回更新予定です。

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