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ミニマル・アートを代表するアメリカの芸術家、ドナルド・ジャッド(Donald Judd)の作品集。2023年に韓国・ソウルのギャラリー「タデウス・ロパック(Thaddaeus Ropac)」で開催された展覧会に伴い刊行された。息子のFlavin Juddがキュレートしたこの展覧会では、絵画から立体へと移行していったジャッドの30年以上にわたるキャリアを振り返り、そのさまざまな表現スタイルを行き来しながら、作品の根底に貫かれた「素材」「空間」「色彩」の感覚を探る試みがなされている。本書に施されたユニークな造本とレイアウトはそんなジャッドの美意識に寄り添うものであり、作品集そのものが空間と余白を意識した立体作品のような佇まいをみせている。
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