米L.A.のハープ奏者／作曲家、メアリー・ラティモア(Mary Lattimore)の2023年作。

タイトルに掲げられた“Hotel Arkada”は、クロアチアのフヴァル島に実在する、解体に直面しているクラシックホテルで、長年に渡り多くの人々が行き交った痕跡を残しながら朽ちかけようとしていくその光景に本作はインスパイアを受けたのだという。
ラティモアをとらえたその喪失感は、誰しもが経験するような人生の出来事にも投影され、出逢ったことを祝い消えてゆくものを慈しむかのように奏でられるハープの音色が、アンビエントな音空間の中で繊細に紡がれてゆく。

サンフランシスコのシンガーソングライターMeg Baird、SlowdiveのRachel Goswellらがゲスト参加。フロントカバーには米フィラデルフィアのアーティスト、Becky Sussのドローイングが起用されている。

限定Inkwell Vinyl。

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