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1985年刊。著者17歳の時に執筆されたデビュー作。80年代の神戸を舞台に、スマートにスタイリッシュに生きようと試みる高校生たちの「試験休みの4日間」を描いた青春小説。村上春樹や田中康夫らの影響をストレートに感じさせる文体、カタカナ・平仮名・外来語を多用し意図的に崩した言語感覚、「記号」として周到にちりばめられた固有名詞など、80年代のスノッブな時代性が色濃く反映されているなか、物語の核心に込められた10代特有の繊細な感性と高潔さが不変的に瑞々しく、今もなお心をうつ。イラストレーター/グラフィック・デザイナーの原田治が装幀を手がけています。
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